2013-07-01 12:27 | カテゴリ:BL小説・作家ナ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆プラチナ文庫
◆夏乃穂足&雨澄ノカ
『銀狐の想い人』(2013年1月発売)

銀狐の想い人 (プラチナ文庫)銀狐の想い人 (プラチナ文庫)
(2013/01/12)
夏乃 穂足

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-私の評価-
好み度/★★★☆☆
エロ度/★★★★☆

◇(あらすじ転載)◇
十二年ぶりに帰郷した潮は、初恋の相手・慧と再会する。白狐信仰のある村で、銀髪ゆえに狐神の子と噂されていた潮に慧は屈託なく接してくれた。かつて潮はそんな彼に恋し、拒絶されたのだ。再会した慧を前に潮は、なおも色褪せない恋を自覚する。けれど神子を務める彼は素っ気なく、諦めずに会いに行く潮に、自分を忘れて村を去るなら、一晩だけ好きにしていいとまで言って……。
◇◇◇◇◇

夏乃穂足さんは一部では凄い人気の作家さんイメージなんだけど、読んだことなかった。あらすじでピンとこなくて。でもこの作品は信仰とか因習とか神子とか好みっぽい気がして確か東京に出た時に早売りを見つけて購入したものの寝かしっ放し。BL部屋を整理してて何となく気になって読み始めたんだよね~。(←整理しつつ読み始めた最悪パターン/笑)



>>ネタバレ続き★


森林関係の研究所研究員・財部潮(27)×神子・手嶌慧(30)、という幼なじみの年下[攻]のカップリング。

読み始めていきなり吹き出してしまった。読んだ人は分かるがここでは具体的に書かんけど、[攻]潮の勤務先の場所が私の住んでるとこやねんけど…(笑)。そういう研究所があるっぽい雰囲気だよね!実際あるんかないんか知らんけども、地図を見たらそれっぽーい研究所はあるよ。

神子(巫女)が財力や影響力のある一部の男に抱かれて神降ろしするなんてのはBL界の神子あるあるパターンだなと読みながら思った。

[攻]潮の母親は閉鎖的な村の古い家柄で祈祷師でもある手嶌家本家の長女で巫女であり、従兄弟の正の婚約者であったが神隠しに遭い戻ってきたら身ごもっていたので破談になり、左官業の財部から求婚されて結婚し、[攻]潮を産んですぐに亡くなってしまった。
狐神信仰のせいで[攻]潮は白狐の子供と苛められたりで友達がいなかったが、3歳年上で手嶌家の分家のガラス職人の息子[受]慧と友達になり、懐きまくる。優しい[受]慧に一目惚れなんだろね。告白して振られ、祖母が亡くなって財部一家は東京に移ることに。
手嶌家本家は長男が家出して行方不明になり、長女絹子の元婚約者の正が当主になったため、自分が破談したくせに身ごもった絹子と結婚した財部に嫌がらせをしてきて村で仕事がないため村を去ることになったというわけ。当主・正の嫌な感じが初っ端からするよ~。


小学6年生ぐらいまでは仲良くしていたのに告白したことで[受]慧から嫌われたと思い込んでいる[攻]潮が12年後に27歳となって村の家の売却と森林調査のために村に訪れたことにより、[受]慧と再会しやはり好きなんだと再認識。ガラス職人になりたいと輝いていた[受]慧は神子となっていて手嶌家当主・正の養子になり祈祷師の仕事をしていて信じられない気持ちになる[攻]潮。
[攻]潮の年下ならではの押せ押せが[受]慧には辛かっただろなと思う。邪険にしても懇願しても自分に気持ちを寄せてくる幼なじみの[攻]潮だよ?もうさ、私は夢中で読んだ。未来が視えるちからを持つ[受]慧を両親が亡くなったことで養子にし、神子として手嶌家当主正の選んだ相手に抱かれ続けていたんだもの、知られたくないよね。

[受]慧に関わることで感情が高ぶったら獣のように食い殺したい気持ちになる[攻]潮は、想像通り白狐の息子でした!
手嶌家当主・正は絹子の息子[攻]潮が神隠しにあっての子供だから神子として使うつもりだったが財部の子供になったことで財部家から断られ、分家の息子[受]慧からの申し入れ(そう仕向けた)で神子に。[受]慧は[攻]潮を手嶌家から守りたくて行動したのが全部裏目に出てて読んでたら泣けてきたわ。[受]慧を守るために獣化した[攻]潮が襲ってた男を殺してしまったのを手嶌家当主正に見られて口止めのために12年間も神子を務めてたんだもんな。12年後に現れて[受]慧が[攻]潮を諦めさせるために抱かせてやると挑発したら乗ってきた[攻]潮に抱かれるが、抱かれ慣れたのを咎められるような態度をされちゃうんだもんな~。当時の暗示が効いて[攻]潮は家族と東京に移り、そこで恋人を作ったりもしてて割に合わないわ~。

再び[攻]潮が[受]慧のために獣化してしまい、手嶌家当主・正と対峙して彼の持つ穢れた清めの石を壊すことが出来、当主・正も倒せたが、[攻]潮の命が消えようとした所で[受]慧が本音を語って獣化した[攻]潮に抱かれて徐々に復活して、[攻]潮の実父とも会話出来てめでたしめでたしで安心したよ。神様と神子は番なんだね!!

本来なら清浄なる清めの石は悪を祓うから[攻]潮や[受]慧が近づいても大丈夫な筈なのに気分が悪くなっていたのは、手嶌家当主・正が手にしてから不浄なものが溜まった逆の働きをしてしまっていたらしい。
当主・正は絹子を好きだったのに逃げられ神隠しにあって戻って来たら身ごもっていたから婚約破棄したのに村の左官業の財部と結婚されたのをプライドを傷つけられて恨んで、当主になるために絹子の兄である手嶌家本家の長男を家出に見せかけて殺害し当主になり、その後も邪魔な人間は殺害して沼に沈めてきたから石が邪悪なものに取り憑かれてしまったんだとか。
信仰や狐神や神子やと言うても結局は人間の話なんだな~。

夏乃穂足さんって割としっかりエチシーンを書く作家さんなんだな。今後もチェックしよう!



end.

秘密