2013-07-23 22:59 | カテゴリ:BL小説・作家ナ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆プリズム文庫
◆成瀬かの&汞りょう
『執事の献身と若き主の憂鬱』(2013年7月発売)

執事の献身と若き主の憂鬱 (プリズム文庫)執事の献身と若き主の憂鬱 (プリズム文庫)
(2013/07/23)
成瀬かの

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-私の評価-
好み度/★★☆☆☆
エロ度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
ピアニストの響也は、その端麗な容姿から貴公子と呼ばれている。しかし、響也自身は華やかな活躍振りとは裏腹に、大量に舞い込むアイドル的な仕事と薄気味の悪いファンに辟易していた。響也を見かね、友人が執事を雇ってはどうかと勧めてくれる。紹介されたのはダークスーツに逞しい躰を包んだ響也好みのいい男。払拭される憂い、浮き立つ心…。だが執事には秘密があるらしい。おまけにぞっとするような事件が起きて…。
◇◇◇◇◇

成瀬かのさん、最近ちょっと発行スピードが速いんじゃない?

成瀬かのさんの作品は、好みなのと、そんなに好みじゃないな~ってのがある作家さんなんだよね。この作品はなんとなく好みではなかった。ズバッと好みではないとは言い切れない感じ。



>>ネタバレ続き★


派遣された執事・黒瀬(30歳)×超人気ピアニスト御園響也(25歳)、というカップリング。

[受]響也はトントン拍子にピアニストになれて今では「ピアノの貴公子」と呼ばれて、ピアノの公演だけでなく写真集なども売れる人気ピアニストに。しかし、学校の友人で同じピアニスト志望だった恋人が、[受]響也が成功すると精神的に不安定になりメールで別れを告げられたり、友人たちとも疎遠になり、会えば雲の上の人のように扱いで友人とはいいづらい関係になってしまい、[受]響也は深い孤独を抱えている。おまけに変質者的なストーカーにも狙われているのを心配した友人・惺(せい)が派遣してくれた執事の[攻]黒瀬が大変有能で、事務所やマネージャーの入れる[受]響也が好まない仕事を調整してくれたり、ストーカーに捕まったのを助けてくれたりと[受]響也は信頼を寄せるようになり体の関係まで持つようになるが、仕事として自分と寝ただけじゃないかと考えてしまってギクシャクするが変質者から助けて貰ってようやく心が通じてめでたしめでたし、と読み応えはあった。

だけどさ、脇役である[受]響也の友人・惺(せい)の存在感がハンパないわけよ!!

彼はゲルマン系で物語に出てくる騎士のような凛とした容姿で、同じくゲイだがお互いの好みが合わないから友人として過ごしてて、オネェ喋り(オネェ[攻]なのかな?)。成人してるが高校生ぐらいに見える颯介という恋人もいて、友人なのに[受]響也は惺(せい)の本名を知らない。かなりの資産や人脈があるようで、友人[受]響也が困ってるからと執事[攻]黒瀬を手配し、その給料は惺(せい)が払ってるんだよ。派遣元を辞めさせて直接契約に替える手配したり、惺(せい)って謎過ぎよ!!惺(せい)の存在が気になって仕方ないっつーの。後半は[攻]黒瀬が何故執事になったかという話で彼の兄がギャンブルで借金こさえてマフィアとトラブって殺され姪・羅々を脅しに借金返済のためにボディガードを兼ねた執事を選んだとか。その姪・羅々との確執を解くことに[受]響也と惺(せい)が動いてめでたしめでたし。

別にスーパー攻め様を望んでるわけじゃないが、結局は大事な解決は主人公2人が知らぬ所で謎の友人惺(せい)がパパッと手配して解決したことがモヤッと感が残ったんだよね。こういう人物の登場って何となく納得いかんというか…。
シリーズ主人公が惺だとして次巻が本編、今作はプロローグ的スピンオフとすればスッキリするのかもと思えた。
惺×颯介のスピンオフを予定しての今作だったんだろうか?あまりにも不親切な気がしたよ。

執事[攻]黒瀬は仕事に忠実、恋人になれば[受]響也をしっかり愛する真面目な男で好感は持てるし、[受]響也も恵まれ過ぎて孤独で恋人が出来て更に素晴らしいピアニストになれたみたいで良かったんだが、脇役にモヤッと感が残った作品であった。



end.


秘密