2013-08-28 00:24 | カテゴリ:BL雑誌・同人誌
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆同人誌
◆朝霞月子
『佐保 上・中・下 ~月神の愛でる花~』

-私の評価-
好み度/★★★★★
エロ度/★★☆☆☆

◆備考◆
2012年10月にリンクスロマンスから発行された『月神の愛でる花』の元ネタである同人誌3冊。

サークィン皇国皇帝レグレシティス・オレル・サークィン(34歳)×異世界にトリップした日本人高校生日下佐保(17歳)、というカップリング。

◇◇◇◇◇

同人誌3冊というか1冊は倍あるんで4冊分相当のものを商業化新書1冊に纏めてるのでカットしまくりでした!感想にはそのカットしたエピソードなどを綴る。


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>>ネタバレ続き★


『佐保 上』

佐保が突然異世界にトリップし、ナバル村の綿花の上に落下。ナバル村の村長さん宅に身を寄せ働いていたら、村長が懇意にしている王都で御用達の看板を掲げる裁縫店のメッチェさん夫妻が布地の買い付けにやってきて足を痛めたメッチェさんを手伝ううちに夫妻に気に入られて、村長さんが田舎にいるよりは王都に行って見聞を広めよと送り出してくれメッチェさん夫妻と子供孫家族が営むネーブル裁縫店で働きながら王都で暮らし、王城内で突発的な仕事を侍従ミオを通じて侍従長キクロスに依頼され二人と出会い、剣の稽古をする騎士を見かけたり、窃盗疑惑を副団長マクスウェルに助けられ、サラエ王国の逃げ出した王女の従者の文官木乃と武官瑛杜と弥智に拉致られ後宮に潜むまでの話が収録。

ナバル村村長さん宅での暮らしやナバル村との別れ、メッチェさん夫妻との出会いのエピソードには涙したよ![受]佐保がどんだけ努力したとかみんなに愛されたかのエピソードがサクッと端折られてるのが残念で勿体ないね。
あと、剣の稽古する騎士たちが実は皇帝レグレシティスや騎士団長リー・ロンや副団長マクスウェルで、お互い視界に入ってたのが初顔合わせ?
そのあと、皇帝のマントが忘れられてるの見つけて拾い破れた箇所を繕って届けようとした佐保が小役人に窃盗疑惑をかけられ暴行を受けそうになったのを、マントを探しに戻ってきた副団長マクスウェルが助けてくれ、副団長マクスウェルは皇帝たちにすぐ合流して侍従長キクロスにマントを渡したら副団長マクスウェルが皇帝に勝利した証しの破れた箇所が繕われていてあの少年は裁縫店のお針子の佐保だというエピソードがノベルスではカットされてたよ。佐保の不安を晴らしてくれた副団長マクスウェルが正義の人で不正を許さないって人柄が出てて良かったのに!



『佐保 中』

サラエ王国の従者たちに拉致られた佐保がひっそりと過ごしているが、顔見せにやってきた後宮の責任者である侍従長キクロスとサラエ王女担当侍従ミオが現れて顔見知りのためピンチになったり、後宮内の庭を散歩していて毒の棘に引っかかりそうになってたのを以前見かけた騎士(皇帝レグレシティス)に出会って助けて貰ったり、皇帝レグレシティスのサラエ王女の後宮への渡りがあり偽物とバレたり、二人の合流が始まったりとノベルスに収まったエピソードだった。
しかしここでも端折られたエピソードはあった。
サラエ王女に割り当てられた後宮に過ごすに当たり、侍従長キクロスから必要なものは用意すると言われたのでサラエ文官木乃に子供用の絵本や筆記用具が欲しいと言い、文官木乃は自分たちが拉致った佐保が稀人だと知らないので読み書きが出来ないことに内心驚き、父性本能が芽生えたらしいよ。その辺りのシーンで文官木乃は30歳前ぐらいなんだと判明。自分たちの王女の身勝手さと、拉致られたのに王女になりきろうとする佐保に感謝する様子が端折られてた。

皇国の後宮ってどんな建物なのかは謎だったが、離宮みたいな感じで女性ごとに1離宮与えられ、他の女性とは会わない立地みたい。

商業化された中で、佐保にもたれて皇帝レグレシティスが眠ってしまったシーンでは、翌朝、寝てる佐保を起こす皇帝レグレシティス、寝ぼける佐保はいつも通りに寝間着を景気よく脱いで着替える様子を皇帝レグレシティスが見ていて女装のための胸パットを触って真面目に女装について会話してる所に、副団長マクスウェルと侍従ミオが起こしにやってきて佐保の胸を触る皇帝レグレシティスに気まずくなって扉を閉める…なんてのがカットされてた。

佐保が花の棘に刺されて皇帝レグレシティスが手袋を外して棘を取り、その後佐保は熱が出ちゃったシーンでは、皇帝レグレシティスがサラエ王女の後宮に通ってるのが噂になり娘を皇帝のお手つきにさせたい者の息のかかった臣下から懇願されてその離宮に行き、全裸で脚を開く女が皇帝の仮面を外した顔を見て拒絶したからその離宮からさっさと出て熱を出す佐保の様子を見に行ったというエピソードがあった。やっぱり皇帝は他の離宮にも行ったんだね。欲深い者は娘を皇帝の寵愛を得られるようにしたいとは思ってたんだね。行ったけど懇願されたからで全く興味なかったってのが、佐保ラブが既に♪
このエピソード端折られての、商業化には収録されてた佐保の手を思い出しての自慰シーンだったのか~。



『佐保 下』

分厚いです。2冊分。これは端折られが多いだろうな。
皇帝レグレシティスが暴漢から刺され佐保が本宮で世話をすることになり、周りは皇妃にと望むようになったり、二人が結婚することになったりと商業化された進行通りなんだが、細かいエピソードがサクーッと端折られてました。

佐保が皇帝レグレシティスの元にかけつけ、隠された体を初めて見て佐保が現代日本の刺青のことを言ってたシーンが商業化でもあったが、そこは私は気になってたのよ。佐保の日本での環境ってどんなの!?友達のお父さんの背中にもんもんあるって…それがごっつい気になってたが同人誌でも解決せず(笑)。朝霞さんに設定をお尋ねしたいよ~。

皇帝レグレシティスのケガを機に二人の距離が縮まっていくのが読めて良かった!ニヤニヤします。早く皇帝レグレシティスが佐保にプロポーズしないから佐保は元気がなくなっていくんだよね。周りは即位10年の式典と結婚の準備をしてんのに。

侍従長キクロス、侍従ミオ、サラエ王国の文官木乃や瑛杜や弥智を執務室に呼び正式に佐保を皇妃にすると伝えたのはサラエ王国組にサラエ国王に王女が逃げ出したことを伝えよとのことだったとかエピソードあり。

一番の見所は、皇帝レグレシティスが侍従長キクロスとともに夜にメッチェさん夫妻のネーブル裁縫店を訪れて佐保の婚礼衣装の発注をしたシーンでした!商業化されたのはメッチェさんとリーズが佐保に会いにきて何気ない会話をしながら佐保のサイズを測り帰ったのだけど、それに至るには、ちゃんと皇帝レグレシティス側のエピソードもあってそこがサクーッと端折られてたんだよね…。夜にメッチェさんの元に訪れて佐保を皇妃にすると伝えたらメッチェさんは皇帝に直接物を言うなんて恐れ多いのに佐保のために「おたわむれならおやめ下さい」と逆らうような進言をするんだよ。佐保を孫のように可愛がっていたからね~。「無体な真似は」とも心配してさ。読んでて笑って泣いたわ~。

結婚式後の初夜はあまりカットされてなかった。商業化でも同人誌でもエチシーンはこれしかないからBL作品としてはカット出来ないよね。



リンクスロマンス『月神の愛でる花』の元の同人誌が読めて良かった。この後も、夏景・秋景・冬景・春景・舞花・サークィン皇国日常譚、がある。
魅力的な登場人物ばかりで、読み応えがありみんなの優しさにほっこり癒やされる作品です。



end.


秘密