2013-10-20 01:57 | カテゴリ:BL小説・作家カ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆ルチル文庫
◆きたざわ尋子&花小蒔朔衣
『束縛は夜の雫』(2013年10月発売)

束縛は夜の雫 (幻冬舎ルチル文庫)束縛は夜の雫 (幻冬舎ルチル文庫)
(2013/10/16)
きたざわ 尋子

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-私の評価-
好み度/★★★☆☆
エロ度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
避暑地で働きながらひとり倹しく暮らす充留は、夏休みを利用して訪れた大学生の一団に、自分とよく似た青年を見つける。彼と磁石のように引き合い、互いの手のひらを合わせた瞬間に強い衝撃を受け――目覚めるとふたりの中身が入れ替わっていた!?その青年・悠(はるか)として帰った篠塚家はとても裕福で、甘く厳しいお目付け役・夏木が待ち受けて……?
◇◇◇◇◇

きたざわ尋子さんも多作な作家さんだよな~。年の差とかベタ甘とか私の好きなのが詰まってるから買っちゃう作家さんなんだよね。

予め、スピンオフが決まってるようですよ。


>>ネタバレ続き★


お目付役・夏木昌弘(32歳)×資産家当主婚外子・篠塚悠(20歳/元・山崎充留、というカップリング。


この作品、ちゃんと現代の日本なんだけど不思議ネタが入っててそこが引く人いるかも?引くまではいかないか。
でもさ、[受]充留が自分が「充留」であることに違和感を覚えつつ生きてきた20歳。しっくりこないんだってさ。母親は未婚の母で自分を育ててくれたが父親のことは聞けないまま急死してしまったから永遠に知ることが出来なくなったのは可哀相だね。自分のルーツが分からない天涯孤独の青年はBL界に多いなと思った(笑)。
観光客相手にお土産屋で働いていたら、大学生グループに自分とそっくりな篠塚悠という青年がいて意気投合して自宅に連れ帰ってたまたま手を合わせたら魂が入れ替わった、と。なんじゃそりゃー!!
しっくりきてなかったのがお互いの魂が入れ替わったことで似てるけど微妙に形の違ったパズルがきっちりハマったみたいにしっくりきたらしいよ。自分たちは生き別れた双子なんじゃないかと予想し、手を合わせても戻れないから[受]充留は今後[受]悠として、篠塚悠は山崎充留として生きることにしたんですって。いきなりビックリ!!
篠塚悠は旧家篠塚家の当主の長男だけど愛人の息子だとか本妻と一つ下の異母弟・薫が屋敷に住んでるとか、息子たちのお目付役の[攻]夏木昌弘には気をつけろとか予備知識を得たけど、[受]悠はボロ出まくり(か弱く、可愛く、お上品で元・悠のキャラじゃない)で[攻]夏木に怪しまれてて嘘みたいな話だが中身入れ替わりを確信されちゃってたんだよね。
失踪した2日間に暴行されたり何かあったかもしれないとカラダを調べると[攻]夏木が言い出してなし崩しにカラダの関係がデキちゃったり、スキンシップに飢えてたから[受]悠が割とあっさり受け入れてさ、何でやねん!とツッコミたくなったわ~。
[受]悠は[攻]夏木を恐れつつも好きになるが、元・悠と[攻]夏木がカラダの関係を持ってたから恋人だったんじゃないかと引き気味。
そして異母弟・薫と仲良くなったり、本妻と親しくなったり、篠塚家を徐々にかえてきました。彼らの父親って最低だよな。愛人の生んだ双子を取り上げようとしたが母親はなんとか1人だけ(元・充留)死守して。息子たちを競わせて優秀な方だけ後継者だよ。きたざわ尋子さん作品ってこのパターン多いんちゃうか(笑)。異母弟・薫が後継者になってくれるからBL的にも良かったね!!

元・悠の悪友というか友達じゃないのかもしれないが悪い同級生たちに捕まって暴行されそうになって貞操のピーンチ!で[攻]夏木と異母弟・薫が助けに来てくれてセーフ!それから[攻]夏木が自分を好きだと言ってくれて恋人になってめでたしめでたし。
元・悠が[受]悠が同級生に監禁されたらしき場所を言ってくれたらしい。話し合って中身入れ替わりと他への辻褄合わせを相談してめでたしめでたし。

新・充留は悠時代は自分は長男だが本妻の息子に後継者の権利があるからとバカなフリしたりヤンチャしてたり。[攻]夏木とカラダの関係を持ってたらしいが、好きだったからなんだろうか?謎過ぎるわ。きたざわ尋子さんはスピンオフで本領発揮する作家さんだから、新・充留編が予定されてるから彼の悠時代の気持ちも描かれるといいなぁ。元・充留の職場の関係の人間とくっつくのかしら?どうせセレブとくっつくんだろな(笑)。

巻末収録の短編は異母弟・薫視点の異母兄・悠の変化について。やっぱり感づいているようだが、元・悠は嫌いだったが今の[受]悠は可愛い兄貴なので困らせなくないから言わないらしい。[攻]夏木のムッツリ変態Sを危惧してるのは正解だよ!!彼はスピンオフ無しでいいよ。


束縛して溺愛して苛めて泣かせて可愛がりたい[攻]夏木と、父親がいなかったし母親が死んでから孤独だったから年上の男性に愛されて束縛されたい[受]悠だから、需要と供給のバランスが取れたカップルなんでしょう。[攻]夏木が元・悠(新・充留)とカラダの関係を結んでてもただのセフレだったのは元・悠が束縛されたくない性格だったからだろうね。
ピッタリの恋人に出会えて良かったね。中身入れ替わりのお蔭ですな~。


end.

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