2013-11-19 14:28 | カテゴリ:BL小説・作家サ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆ルチル文庫
◆愁堂れな&花小蒔朔衣
『恋するタイムトラベラー』(2013年11月発売)

恋するタイムトラベラー (幻冬舎ルチル文庫)恋するタイムトラベラー (幻冬舎ルチル文庫)
(2013/11/15)
愁堂 れな

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-私の評価-
好み度/★★★★☆
エロ度/★☆☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
高校二年の高柳知希は、憧れていた先輩・原田雪哉が一年の美少年・松岡珠里に告白されるのを目撃。ショックを受け駆け出し、階段から転落した知希は一年前にタイムスリップしたことを知る。二年生をやり直すうち、知希は原田ともいい雰囲気に。そんな中、再びタイムスリップした知希に声をかけてきたのは、身長も伸び美青年となった珠里で…!?
◇◇◇◇◇

多作な愁堂れなさんのシリーズ外の単品の新作。
多作なので、もう少し時間を掛けたらどうでしょう…ってのが多いんだよね。今回はそこそこ面白く読めた。

どこぞの映画作品が頭に浮かぶような(笑)。


※以下、続きは、タイムスリップを語るんで思いっきりネタバレだからね!

>>ネタバレ続き★


高校1年(2年)松岡珠里×高校2年(3年)高柳知希、というカップリング。
カッコ内はタイムトラベル関係の学年。

上に改めて「思いっきりネタバレ」って書かなくてもあらすじだけで読者は想像つきますね(笑)。たとえ表紙で真ん中に[受]、前後にタイプの違う[攻]系男たちに挟まれてても(笑)。ネタバレついでに言っておくと、真ん中のは[受]知希で、前にいる黒髪イケメンは先輩原田雪哉で、後ろのふんわりイケメンは美少年松岡珠里の成長した姿です。

あらすじにあるように2年生[受]知希が、卒業する3年の先輩原田雪哉に告白しようと向かったら、美少年としてみんなに可愛がられている後輩で1年生松岡珠里が原田雪哉先輩に告白してオッケーされてるらしきところを見ちゃったのでショックを受けて走り去ったら怪しい曰く付きの階段から落ちてタイムスリップしちゃいましたー!!なんとなんと!倒れていた所を“2年生”の原田雪哉先輩に助けられた“1年生”の自分(知希)。

[受]和希は姑息な性格なのか!?先に告白して先輩と恋人同士になっておくのは先輩に受け入れられるか分からないからパスして、後輩珠里が入学してきて先輩を奪われないために入部を阻むと考えた(笑)。せっかく原田先輩と珠里が出会う(珠里の入学入部)2ヶ月前にタイムスリップしたから自分の記憶をフル利用して原田先輩が好きなタイプを演じて親しくなりデートするようになって先輩にキスされ幸せな気分になるが段々辛くもなるんだよね。本来の自分じゃないから。
そしてとうとう珠里が入学して陸上部に入部。当時の自分が珠里の入部手続きをしたから、今回は入部させないようにかましたアドバイスが逆に珠里の入部を決めてしまう。そう、[受]和希は陸上部で頑張ってるが芽が出ない。「適性がないと努力しようが道はひらけない。みんなが大会に出るのを応援するしかない。味わわないで済むならそのほうがいいよ(大意)」と同じように体格に恵まれない珠里にそれを告げたら、感動したらしく[受]和希の手を握りしめて入部したいと。読者なら分かります(笑)。珠里たん、ここで[受]和希にホレたんですね(笑)。
珠里に懐かれまくる[受]和希。原田先輩と珠里を近付けない作戦は功を奏してるのか!?
先輩から手を出されそうになったがタイミングが悪く、[受]和希も本来の性格を見せてないのが辛くなる。そんな時に珠里から相談があると呼び出され、なんと好きな人がいるかと聞かれ恋愛相談!?珠里に勇気を貰った形で先輩に真実を告げようと決意したところに、あの曰わく付きの階段で転げ落ちてタイムスリップしたー!!

今度のタイムスリップで助けてくれたのはさっきまで一緒にいた珠里。自分より小さくて華奢で可愛かった珠里が肩幅ががっちりしたデカい男になって自分を心配している。180cmの立派な体格の珠里から抱き上げられる。そりゃ驚き過ぎて何も言えないわな(笑)。
可愛かった珠里たん、2年生の夏に急成長したらしいっす。[受]和希は3年生の12月にタイムスリップ。珠里は攻め系に成長したのに[受]和希が受け系のまま成長してないのはBLあるあるだな~としみじみ。私、可愛かった子が成長して逞しい[攻]になるってのが割と好きです。[受]のことを攻め目線で好きなのに自分は[受]より小さくて可愛がられる対象でいつかデカくなって[受]を抱くと思ってるのに萌える!

[受]和希は珠里にタイムスリップしたことを正直に話して体験してないことの記憶の穴埋めなどを助けて貰うようになる。親しくなるんだが、やはり気になるのは自分と原田先輩の関係。タイムスリップ中は自分が恋人らしき位置だったが、現実の自分が知る範囲では珠里が告白してオッケー貰ってたからさ。冷静に考えたら、ゴツい原田先輩とゴツい珠里が付き合ってると思えないんだけどさ~そればっかりは分かんないよね(笑)。
急成長した珠里たんはインターハイ3位とか急成長し過ぎ(笑)。[受]和希のアドバイスに感動して入部して良かったな。
自分と原田先輩の関係と、珠里と原田先輩の関係が、今現在どうなのかが分からないからズバリ聞いた!珠里が先輩に告白してオッケー貰ってる所を見たと言えばしどろもどろで曖昧な返事ながらも先輩と珠里が付き合ってないことは判明し安堵。しかし珠里は先輩([受]和希)には僕が付いてるからとか運命だとか押せ押せ。[受]和希も自分に尽くしてくれる珠里と過ごしてるのに安心感を得る。

そんな所に、原田先輩からの電話!!タイムスリップした現在の関係が分からないながらも年末年始の帰省する先輩と高校で再会。クリスマスイブに連絡しなかったことを拗ねてるのかとか意味不明発言。読者なら分かります(笑)。
原田先輩からディープキスされて気持ち悪くなりさらにまさぐられて嫌悪感。ピンチに珠里の登場!!
原田先輩、和希と珠里に会いたいメール出してたのね…和希とコンタクト取れたから珠里をキャンセルしたのね…先輩は珠里の急成長知ってたの!?知らないよね、知ってたらクリスマスに会おう=エッチの相手にしないよね(笑)。
しかし[受]和希は原田先輩が珠里と付き合ってた事実にショックを受け、原田先輩が珠里と付き合ってるにも関わらず自分に手を出したことにショックを受けるが、結局は「原田先輩が珠里と付き合っていた」ことでなく「珠里が原田先輩と付き合っていた」ことにショックを受けていることに気付いて泣けてしまうんだよね~。

寒空にコート忘れたのはマズいと戻ろうとしたらコートを抱える珠里がいて、先輩と珠里のことで珠里が嘘をついたことをなじるものの、優しい珠里に気を遣わせたんだと悟るが、珠里が本当のことを告白。
原田先輩の卒業式に告白してた可愛い珠里は、[受]和希が告白するのを阻止するため!原田先輩はヤリチンの評判がありそれを真実なのかを明白にするために珠里が原田先輩に告白した、と。

お互い想いを告白したのに、あの曰わく付きの階段から二人して落下!!もはやギャグ!?
二人一緒にタイムスリップ。今度はさっきの1年前。[受]和希は2年生の12月、珠里は1年生の12月なので可愛い珠里たん状態。このままだと百合っぷるだな(笑)。和希×珠里でいいじゃん。

番外編「後日談」で[攻]珠里が大学合格して初エッチ!!2年も清い交際ってこの爛れたBL界に於いてはすごい我慢だよね。[攻]珠里なんて2年の夏には急成長してんだから[受]和希を抱きしめられる体になってんだぜ?

ちなみに原田先輩の卒業式は二人とも告白せず、3股交際がバレて大変だったそうな。


愁堂れなさんの作品は単発だと好みが微妙だったりするが、この作品は楽しく読めた。



end.


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