2014-03-20 12:24 | カテゴリ:BL小説・作家ア行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆フルール文庫ブルーライン
◆淡路水&サマミヤアカザ
『いつか甘く融ける恋』ペーパー付(2014年3月発売)

いつか甘く融ける恋 (フルール文庫 ブルーライン)いつか甘く融ける恋 (フルール文庫 ブルーライン)
(2014/03/13)
淡路水

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-私の評価-
好み度/★★★★☆
エロ度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
T大学の研究室に助教として勤める足立一海。終わりのない激務と同僚のいやがらせで精神が疲弊していた矢先、研究室にひとりの男がアシスタントとしてやってきた――優秀なその男・嘉瀬侑一郎に同じ研究者として憧れを抱く一海。さりげない優しさと朗らかな笑顔に惹かれる気持ちを止められない。でも嘉瀬にはなにやら秘密がありそうで……?
2013年フルール新人賞佳作受賞、期待の新人が堂々デビュー!
◇◇◇◇◇

twitterのフォロワーさんが商業デビューされました。本業の傍ら、同人活動をされていたのは存じ上げておりましたがフルールのWeb小説無料サイトで連載を目にしてすごく面白かったから単行本化されて続編が読めて嬉しかった。



>>ネタバレ続き★


鹿島研究室アシスタント・嘉瀬侑一郎(34歳)×鹿島研究室助教・足立一海(29歳)、というカップリング。


[受]一海はT大学工学研究科の鹿島教授の研究室で助教として働いているが、学生たちの面倒をみることや厳しい教授秘書の原島(非常勤パート職員)や一つ年上の厄介なポスドクの池田との接触で毎日が大変そうだな~と思いながら読んだよ。うん、パート秘書の原島は[受]一海に対するアタリがキツいし、ポスドク池田は年が上なだけに扱い辛いわねっとりした厭な熱も含んでるからね。[受]一海がカラダを使ってこの研究室の助教の地位を得たとかポスドク池田が撒いた噂をパート秘書の原島は信じてるみたいだから余計にしんどい職場。
そんな所に鹿島教授はアシスタントとして一流化学メーカーの元社員の[攻]嘉瀬を連れて来て[受]一海の補佐に。

内容としてはズバッと王道です。職場で辛い状態だった[受]一海が[攻]嘉瀬と一緒に仕事することで心も体も救われて、ゆっくり恋に落ちて、それを邪魔する者(ポスドク池田)がいて[受]一海ピーンチになるけど颯爽と[攻]嘉瀬が助けてくれて。[攻]嘉瀬は偽装結婚してたことには驚いたけど、それもちゃんと片がつくし。
敢えての王道が心にじんわりきたんだよね。チョコレートの化学的説明・エピソードが上手く使われて、小道具としての存在感がとても良かった。媚薬とか疲れをとるとかね!
ホワイトデーが発売日だったけどバレンタインなら丁度良かったんじゃないかなと思ったよ。ま、それはフルール文庫ブルーラインが奇数月の発売だから仕方ないけどね。

私は理系じゃないから研究室内のことはピンとこないけど職場の人間関係の大変さはどこも同じだと思うので[受]一海の人間関係の大変さはキリキリしたわ~。これは兼業作家さんならではの視点だろうね。

[攻]嘉瀬はゲイだからそれなりの体験があって、恋人になった[受]一海を抱くシーンはムッツリだなと思った(笑)。それは続編でも発揮。

[攻]嘉瀬は鹿島研究室の准教授として招かれ、研究室内を事前に見るために転職前のアシスタントという触れ込みで入ってきていたから続編では[受]一海の上司になる。
そして続編は[攻]嘉瀬視点で書かれているから[攻]視点好きな私には嬉しかった~。
くっついたカップルにある試練は遠距離恋愛だよね!![受]一海に海外での研究。[攻]嘉瀬には若い時にその経験があるから[受]一海にも海外経験をさせてやりたい、しかし話が来ている機関は人間関係がキツい所。
[受]一海を溺愛してるだけに[攻]嘉瀬としては大人しい彼がハードな人間関係の場所でやっていけないと心配で仕方ない。しかし[受]一海は[攻]嘉瀬に追いついて一緒にいるためには海外で揉まれてくることを選ぶんだよね。
欲を言うなら、[受]一海のパリでの研究室の様子も知りたかった!それを買いたらBLじゃなくなるか(笑)。


番外編ペーパーは2種類あるらしい。アニメイト版とその他の書店版?私はコミコミで通販した。
B5サイズに結構びっしり詰まってる。卒業式を前に鹿島研究室の追い出しコンパの帰り道の2人。学生たちに貰ったプレゼントの話でした。


読まれることはないと思いますが…。
淡路水さん、単行本化おめでとう!!
商業化されて、読者はそれぞれの視点で読み、好き嫌いが分かれると思います。キツい意見が寄せられるかもしれないし、それに凹まされるかもしれないが、それが商業作家さんの宿命なんだと思います。辛いでしょうが受け流し、嬉しい意見も寄せられると思うのでご自身の中で上手く消化出来ることを願います。


end.



秘密