2014-06-02 19:17 | カテゴリ:BL小説・作家カ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆リンクス
◆きたざわ尋子&雨澄ノカ
『硝子細工の爪』(2014年5月発売)

硝子細工の爪 (リンクスロマンス)硝子細工の爪 (リンクスロマンス)
(2014/05/31)
きたざわ 尋子

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-私の評価-
好み度/★★☆☆☆
エロ度/★★☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
旧家の一族である宏海は、自分の持つ不思議な「力」が人を傷つけることを知って以来、いつしか心を閉ざして過ごしてきた。だがそんなある日、宏海の前に本家の次男・隆衛が現れる。誰もが自分を避けるなか、力を怖がらず接してくる隆衛を不思議に思いながらも、少しずつ心を開いていく宏海。人の温もりに慣れない宏海は、甘やかしてくれる隆衛に戸惑いを覚えつつも惹かれていき…。
◇◇◇◇◇

きたざわ尋子さんの新刊。きたざわさんも多作だよね~。そしていつもお馴染みの“不思議な能力ありまっせ~”な話でした!
パターン決まってんだけど、新刊出たら購入して読んじゃうんです。



>>ネタバレ続き★


小田桐本家の次男・鍵本隆衛(28)×分家の子供・吉佐宏海(18)、というカップリング。

小田桐家は歴史の表舞台には出ないようにひっそりと不思議な力で家を繁栄させてる一族みたい。[受]宏海は分家の子供なんだけど不思議な能力の負の力を有して生まれ、15歳の時に親友とその彼女に怪我をさせてしまい、両親が離婚し母親が再婚の邪魔になるからと亡き父方の本家である小田桐家に引き取られ、離れに一人で3年ほど寂しく暮らしている。
そんな場所に海外から戻ってきた本家の次男だがやんちゃして本家から分家に養子にだされた[攻]鍵本隆衛が乱入してきて一緒に住むようになって18歳にして隠居生活のようだった[受]宏海の周りが変わっていき、好意を寄せるようになるも自分の負の力の暴走が迷惑をかけるからと引くのを[攻]隆衛が押し切って恋人になりましたー!というきたざわさん作品にありがちな内容でした。

負の力が発動されるのが抑えられない感情(攻撃的、恐怖)が上った時みたい。小田桐家の家族や使用人たちとも関わらないで高校にも行かず(修了検定は済んでる)に1人で何もせずに生きるのは辛いよなぁ。
[攻]隆衛とそのあとに割り込んできた本家の三男でモデル兼大学生の友衛が賑やかな生活をもたらしてくれて、怪我をさせてしまった親友との和解と負の力を抑える方向性も見つけてくれて、おまけに[攻]隆衛とは恋人同士に!
……おいおーい![攻]隆衛ってばいつの間に[受]宏海を好きになったの!?[受]宏海は孤独から引っ張り出してくれた頼れる大人の男を好きになったのは分かるんだよ。親友のことを好きだったからゲイの要素があったと言えるからさ。きたざわさん作品って“いつの間に?”パターンが多いよね。もう少し書いて~。本家の負の力を持って生まれてしまった分家の子供が可愛かったから惚れたんかな?(そういうことにしておこう)

本家の次男なのに分家に養子に出されたのは[攻]隆衛が恋愛でゴタゴタやらかしたらしく、名前だけ変わってあとは海外でキャリアを積んでたが全部譲って帰国したのは次世代の当主になる長男を補佐するためのようだ。きたざわさん作品にしては[攻]の職業が曖昧だったね。[攻]隆衛が本家に戻るにあたり、本家の負の力を負わされた(?)[受]宏海も本家の四男として養子になって二人は伴侶みたいな認識みたい。家族運がなかったから家族と伴侶が増えて良かったね。

2編収録され残り半分は恋人同士になった後の話。本家の当主の弟の息子、要は[攻]隆衛たちの従兄弟の保が挨拶に現れる。海外で仕事をしていたが政治情勢の煽りで退却(本当は事業の失敗)して長男の補佐にと当主が決めた。[攻]隆衛と同い年で、エリート然としたタイプで負の力を持つ[受]宏海のことは内心見下してるのを隠して笑顔を装い、モデルで大学生の友衛とも仲が悪い。次世代の当主になる長男はおっとりタイプだから侮っているとミエミエ。

この保と何が起きるんだろと少しだけワクワクしたが、肩透かしだったんだよな~。何かやることなすこと中途半端なんだよ。きたざわさん、書くならもうちょい頼むわ!

☆[攻]隆衛をライバル視していてギャフンと言わせるために[受]宏海を奪おうと思った割には[受]宏海からの言葉に感銘して本気で好きになったらしいから失敗。

☆保は自分で仕事をしたいから資金提供してくれるという怪しい輩に協力して[受]宏海を拉致る手引きをしたが好きになったから悪者にはなりきれず[攻]隆衛たちに話して[受]宏海は助かるから失敗。

☆保と三男の友衛は険悪な仲なんだけど、[攻]隆衛と[受]宏海が心配はしてないから恋愛フラグかと思ったのに[受]宏海を好きになったから失敗。

☆保は[攻]隆衛のセフレとも付き合ってたからもしや[攻]隆衛が好きなのかなと思ったら違うらしいし。

なんなのさ!?きたざわさんは保の動かし方をミスってる気がして仕方ないわ。ラストでは保は当主から許され長男は小田桐家のまとめ役で次男[攻]隆衛が事業を引き継いでその補佐を保が言い渡されたからある意味屈辱なのかな。でも[受]宏海から“保さんは補佐することで一番自分の力を発揮するタイプだから[攻]隆衛とは種類が違う(大意)”と目覚めの言葉を貰ったから納得して仕事するんだろな~。


きたざわさん作品はスピンオフがあるのかないのか見極めるのが大変(笑)。保か友衛がスピンオフ要員かなと思ったが、友衛はないだろう。保はどうだろう?あるとすれば[受]に回ったりして(笑)。
私、なにげにめちゃ保さんが気になってるね~。



end.

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