2014-06-24 13:37 | カテゴリ:BL小説・作家サ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!


◆リブレSBBN
◆砂床あい&奈良千春
『神々の婚淫』(2014年6月発売)

神々の婚淫 (ビーボーイスラッシュノベルズ)神々の婚淫 (ビーボーイスラッシュノベルズ)
(2014/06/19)
砂床 あい

商品詳細を見る


-私の評価-
好み度/★☆☆☆☆
エロ度/★★★★★

◇(あらすじ転載)◇
大学院生の朔弥は論文制作のためある島の秘祭を調べに行くが、その神社で「神」と祀られ監禁されてしまう!祭は神が女役となり「雄」を受け入れる性交の儀式。そのため世話人として現れた精悍な容姿の神官・玉藻による禁断の調教が始まる。毎夜淫らな性具で後ろを拡げられ朝まで犯され続ける屈辱。どんなに抵抗しても玉藻の巧みな手管で弄られ昂ぶらされ、朔弥の身体は官能と快楽に支配されていく。しだいに彼の指の熱さに調教以上の想いを抱き始め…!
◇◇◇◇◇

砂床(さとこ)あいさんってリブレ専属なのかな?BBNとB-PRINCE文庫(角川書店とリブレのコラボ)しか作品発行されてないよね。

奈良千春さんなどの絵師に恵まれてるし、限定本を出して貰ってたし、やまねあやのさんの代表作ファインダーシリーズの小説を書いたし、リブレが寵愛してる作家なんだろな~。


>>ネタバレ続き★


禰宜(神官)・玉藻(20代半ば?)×大学院生・棚原朔夜、というカップリング。


率直な感想を言うと、全く好みじゃなかったわ。サスペンスでホラーで調教が好きなら、この作品は面白いと感じると思うんだな。私は甘々ラブラブハッピーが好きだから調教だなんて辛くてとんでもないっす(笑)。

砂床あいさんの作品は割と買ってるけどよく考えたら私は嵌れてないかも。あらすじと絵師で選んだのに中身はそんなに好みじゃなかったな、と。面白いなと思ったのは桜城ややさんイラストの『ダブルファーザー』全2巻です。
カバー折り返しの一覧を見るとどれもシリーズ化してるね。この作品も続編ありきなのかなと感じた。

自分が子供の頃に悪いことしたらオカンが「アンタは橋の下で拾てきた子ぉやから、こんなことばっかりしてたら●●川に返しに行くで(怒)」なーんて叱られたりしたよね(笑)。これは顔がクリソツ親子だから言えた叱り言葉なんだと思うのだが、この作品の[受]朔夜はマジで海から流れてきて拾われたというシャレにならん身の上でした。施設から養父母に引き取られて大事に家族として育てられたけれども、学校では色素が薄く片目が赤色のために虐められてきた。自分のルーツが知りたいという思いはいつも心にあり、「ひとはどこからきたのか」という民俗学に興味を持ち尊敬すべき教授に出会いいずれは著名な研究者になって養父母に恩返しをしたいという夢もある。そこで修士論文の題材に「豊年祭」を選び恩師が何度か調査計画を立ててチャレンジするもいつもトラブルに見舞われてしまう東京から遠く離れた島に自分がチャレンジしようと思い乗り込んだら…どえらい目に遭いました――。
実際遭難したわけだが流れ着いた目的の島は海神信仰で、“島に降り立った海神は祭でマレビト(漂着した人間)と和合(エッチ)し島に繁栄をもたらす存在”として[受]朔夜を歓迎するとして海護神社の宮司・天久から言われ、調べたかった秘祭を目にするチャンスと思ってしまうんだよな~。その後衝撃の事実で[受]朔夜はこの島の出身で母親が巫覡(ふげき/シャーマンみたいな?)で島の男と恋に落ちて生まれたが母親は亡くなり、父親と一緒に海に入って戻らなかった子供が長い時間をかけて戻ってきた、と。戻ってきた人間は“海神”で“マレビト”と和合して繁栄をもたらしてくれと言われて[攻]玉藻が担当になり、エロエロ調教三昧お腹いっぱいでした~。
“海神”は女性で“マレビト”は男性なのに今回は[受]朔夜は男なので女役として木彫りの男茎形(おわせがた)を挿入して練習し、本番でマレビトの男根を、という流れて。[受]朔夜は祭りとして巫女舞のようなものをやるんだと思ってたら、島の人間の前で本当にエッチせなあかんと知らされて逃げようと頑張ってたが担当の[攻]玉藻が上司から体罰含む叱責を受けてると知って逃亡の気力が萎えるんだよね。そして時々自分を気遣ってくれてるのが分かって様子を見にくる宮司・天久に触れられるのは嫌悪感があるので[攻]玉藻が好きになってしまう。
マジかよ~と思ってしまったわ。ずっとエロエロ調教されたから?

逃げ出した時に見た様子や、島の祭について考え、神話などを考えて自分がなぜ父親に海に捨てられたのか、祭が始まって訪れた家々の人の顔を見たことを合わせ考えて、自分が最終的にどうなるかに気付いた結果にはゾッとするね。ホラーBL?[受]朔夜は父親に捨てられた子供ではなく、逃がされた子供。閉じられた島なので近親婚の繰り返しで[受]朔夜のように遺伝子異常のある子供が生まれる率が高く、そういう子供は海に流して捨てていた。戻ってきた人間が海神として富をもたらすと言われてるが、自分を殺した島民に来訪神(恵比寿)として富をもたらす訳がないということで秘祭のあとに殺されることに気付いてしまう。

神官たちが禍を受けないためにみんな顔を隠してるのはゾッとするよね。マレビトとの和合ではマレビトも顔を隠してるから[攻]玉藻にチェンジしてても分からない。でもそれが宮司・天久にバレてて、その後の逃亡で[受]朔夜だけ東京に戻れたが[攻]玉藻とは離れ離れ。1年後に[攻]玉藻の本名は長嶺按司(あんじ)で[受]朔夜の恩師の研究室の雑用担当のスタッフとして現れた。再会してからのページ数が少なくてモヤモヤするわ~。
祟りなどを恐れて[受]朔夜に関わった者は口をつぐむし、あの祭りは秘されたまま。宮司・天久の存在は気になるから続編ありきなのかなと感じたが、続編なくていいかな。


end.

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ
にほんブログ村


秘密