2014-12-07 01:03 | カテゴリ:BL小説・作家マ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆ルチル文庫
◆間之あまの&穂波ゆきね
『公爵は愛妻を攫う)』(2014年11月発売)

公爵は愛妻を攫う (幻冬舎ルチル文庫)公爵は愛妻を攫う (幻冬舎ルチル文庫)
(2014/11/28)
間之 あまの

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ー私の評価ー
好み度/★★★★☆
エロ度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
ある事情から大店の呉服問屋・伊勢屋の「娘」として育てられた楓は、反物を届けに行った先で公爵家の跡継ぎ・東笙院清雅に見初めらる。恋などすることなく一生を終えるのだと思っていた楓だったが、清雅と逢瀬を重ね、人柄を知るにつれ惹かれてしまう。しかし、秘密を打ち明けられない楓は、清雅の求婚を受けることができなくて……。
◇◇◇◇◇

間之あまのさん作品はルチル文庫1冊目の『お兄ちゃんのお嫁入り』しか読んでないと思ったが、花丸文庫で読んでた。この新刊はそれのスピンオフ。



>>ネタバレ続き★

次期公爵で実業家・東笙院清雅×平民呉服屋娘・伊勢楓、というカップリング。

この本を読んで一番言いたい感想は「攻め清雅様はむっつりスケベだ」です。結局それに全てを持って行かれたような気がする(笑)。

あらすじにあるように、[受]楓は大店の呉服屋の伊勢屋の娘として大事に育てられているんだが、そんな設定は果たしてこれはBLなのか?という疑問をもっていはいけません(笑)。
やり手で一代で伊勢屋を大店に導いた祖父が、男子が複数いたら跡取りでもめる原因だからと次男以降は生まれてすぐに葬ったとか。直系の孫はすでにいて自分の息子が若くして亡くなり残された嫁が子供を産んだら男の子だったが機転を利かして女の子だと伝えてそこから[受]楓は女として生きていく。祖父に知られたらそれに関わっていた者たちがみんな殺されてしまうかもしれないから必死に女になりきって女学校に通っていて、卒業間近というところまできた。

内容として、大店の娘[受]楓が華族の次期公爵で実業家としても知られている[攻]清雅と出逢い、接するうちにお互いの公平な心根を知って惹かれていい雰囲気になって[受]楓は自分は男なんだから男に惹かれるのはおかしい憧れてるだけなんだーという葛藤にぐるぐるしながらも自分は生まれた時から女として生きてるから清雅様い惹かれても仕方ないんだと折り合いをつけたりしつつ、でも[攻]清雅のプロポーズを断らねばならない心千切れる思いにキュン。
断わりの言葉から[受]楓は自分を嫌ってはいないことを察して、自宅に攫ってまたまたアプローチして訳を言わせる流れに仕向けて男だとの告白をうけて、ぜーんぜん大丈夫!とばかりに抱いたのがむっつりスケベでした!!ねちっこいというか華族の若様、真面目な顔してるけど遊んでるだろ!みたいな。エッチシーンがにやにやしたわ。
戸籍は女だから結婚と盛りあがったら、平民が公爵様に嫁ぐなんてでかしたぞと祖父が衣装に口出しをしてきて女じゃないのがばれて、みんなの命を盾に[受]楓は死んだことにされてイギリスへ行かされることになって[攻]清雅さまが船に攫いにやってきてくれてめでたしめでたし。男装の[受]楓を連れ帰ってそのまま抱く時もむっつりスケベ感が滲み出ててにやにやしたわ(笑)。

ぶっちゃけ、祖父が許せないんですけど!作中で公爵様を謀っていたと思って孫を死んだことにしたみたいだけど後継者でもめたらいかんから男子は複数いらんから葬るってあかんやろ。そこらへん反省してたらしいがなんか納得いかん。
あと、[受]楓のお母さんが身ごもってる時に夫を亡くして生まれてきた子供を義父から守るために娘として育ててるのに、あまりにも娘扱いしてやるのはかわいそうだろ。頑張って娘になりきろうとしてる息子に対して娘と間違うような発言は傷つくやろ。根っからのお嬢様気質らしいけど、そこは線引きしてくれと感じた。

作中で[受]楓と兄弟のように一緒にいる外国人の血をひく六花が伊勢屋主人(楓の年の離れた兄)との仲が怪しいなと思ったら、花丸文庫『旦那様は恋人を拾う』(挿絵・佳門サエコ)で恋人になってたよ。ってことはさ、伊勢屋は主人(長男)は攻めで養い子が恋人、次男は戸籍女で公爵夫人になったから跡取りがいませんね。祖父、ざまぁみやがれ的な?

戸籍は女性だし、女装だし、BLとしてはどうなのって気がするけど、[受]楓は外国人の六花を差別する人々を許せずきりりと対処するところは男らしくて切なくて、[攻]清雅がむっつりスケベで策士で面白かった。


end.

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