2015-02-02 17:07 | カテゴリ:BL小説・作家ア行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆ガッシュ文庫
◆和泉桂&笠井あゆみ
『蠱蝶の殉情』コミコミ特典ペーパー+イラストカード付き(2015年1月発売)

蠱蝶の殉情 (ガッシュ文庫)蠱蝶の殉情 (ガッシュ文庫)
(2015/01/28)
和泉 桂

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ー私の評価ー
好み度/★★★☆☆
エロ度/★★★★★

◇(あらすじ転載)◇
「おまえを俺の后にする」
男でありながら王女として暮らす苓鈴(れいりん)。他国への刺客となるべくその身を毒で満たし、接吻で殺められる“毒姫”に育てられた。だが国内で謀反が起こり、両親を喪った上に首謀者の神開(しんかい)という男に囚われ、結婚を強いられる。神開を屠(ほふ)ろうと初夜に臨んだ苓鈴だったが、なぜか彼に毒は効かず、男と知られてなお無垢な躰を拓かれた。毒ゆえ敬遠され、親の温もりすら知らない苓鈴は、初めての熱と快楽にただ喘ぐことしかできずーー。
◇◇◇◇◇

和泉桂さんの作品はイラストが私の大好きな絵師がつくから気になるんだけど、内容が私にはハードな時があるから吟味しちゃう作家なんだよね。
今回はあらすじと絵師・笠井あゆみさんに惹かれて購入した。

>>ネタバレ続き★


1冊に中編2本と短編2本が収録。初出を見ると
表題作が書き下ろしで、あとは同人誌からでした。
「蠱蝶の殉情」中編
「広陵散」短編
「残灯一盞野蛾飛」中編
「蜜契」短編
この本は、この収録順番で良かったなと思ったわ。私の正直な感想としては、表題作『蠱蝶の殉情』は★5の好み度で、『残灯一盞野蛾飛』は★1の好み度だったな。1編目と4編目はハッピーエンドなんだけど、2編目と3編目が幸せな結末にならんのが私には辛くて辛くて。甘いBLを好む私には[受]が辛いの苦手なんだよね~。そういうの大丈夫な強者読者ならきっとこの作品は好みでしょう。


「蠱蝶の殉情」
謀反首謀者・神開×毒姫として育てられた王子・苓鈴
この作品はめちゃ好みでした!王の悪政で腐敗の進んだ大国を豪族出身の武将である[攻]神開がリーダーとなって王を倒す。毒姫として育てられた[受]苓鈴は頭のいい人物だから仕方ないと分かってんだよね。簒奪者になっては国民はついてこないから前王朝の姫を后にして国王となるのがスムーズだと。
[受]苓鈴は両親から毒への耐久をつけさせられ暗殺者に仕立て上げられたのに、しかも毒を身に受けることを嫌がって愛情を注がれなかったのに、親の敵としていつでも狙えるように后になる。[攻]神開は毒が効かないから[受]苓鈴は[攻]神開に躰をいいようにされてしまうわ抱きしめて貰うわ、悔しいながらもスキンシップが嬉しい感情の戸惑いが読んでて楽しかった。
[攻]神開は[受]苓鈴の美しさはもとより考え方や性格も好きになったんだろな。[攻]神開にも秘密があって、元は別の国の王家の出身で毒に耐性があり、逆に普通の薬が毒になる体でした。それが弱点だからそのせいで[受]苓鈴が暗殺容疑を掛けられて。
国民を思う二人だからいい国になるんだろな。


「広陵散」
15ページもないぐらいの短編。国王の愛妾だった[受]が家臣[攻]と駆け落ちしたが失敗し、全て[攻]のせいにしたが[受]も裁かれ、過去の罪が赦されるまで何度も会っては別れるのが切ないな。


「残灯一盞野蛾飛」
これは痛くて痛くてたまらない!あたしにはムリ!
貧しい家に生まれた[受]景雪が家族を救うために裕福な家に犬として雇われ、当主の息子長男・永山[攻]の犬として性的な処理とかに付き合わされたりしてたのに、結局は次男・永伯([受])の巧みな策略で長男・永山[攻]を手に入れる当て馬みたいなポジションだったんだもんな~。救いようがない話は苦手です。


「蜜契」
第17王子英信×人質として預けらていた元王子芳蘭
この[受]芳蘭は表題作の[受]苓鈴の弟。両親が暗殺者に仕立てるのを防ぐために他国に人質として逃がした。王朝が倒れたため人質ではなくなったが帰るとこれがなくなったため、その国の王家に子供のように可愛がられていたからそのまま滞在。
なんとまぁ、微笑ましい(?)話でした。[攻]英信が金持ちの商家に婿になることが決まり、[受]芳蘭が駆け落ちしようと部屋に乗り込み、実は[攻]英信も[受]芳蘭を愛していたから渡りに船で、国王に報告をして二人で生きていくことになってめでたしめでたし。


ペーパーは、表題作の[攻]神開から[受]苓鈴への贈り物が豚の話。豚!?と思ったが、[受]苓鈴の呼吸すら毒だから小さい動物だと死んでしまうかもしれないからという計らい。なるほど。


最近、笠井あゆみさんのイラストのBL小説が増えたね。どの小説も濡れた雰囲気でエロい。売れる絵師の一人だよね!
ぶっちゃけ、笠井あゆみさんがイラスト担当したら作家が印象残らん難があるけどね。同じ現象は、奈良千春さん、円陣闇丸さん、蓮川愛さん。

end.
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