2015-06-13 00:00 | カテゴリ:BL小説・作家マ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆リンクスロマンス
◆真先ゆみ&周防佑未
『十年目のプロポーズ』コミコミ特典ペーパー付き(2015年5月発売)



ー私の評価ー
好み度/★★★☆☆
エロ度/★☆☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
大学生のときから恋人として付き合ってきた成秋と、三年前にデザインスタジオを立ち上げた京。無口で他人に興味のない成秋が、自分にだけ見せてくれる独占欲や無防備な表情を愛おしく思っていた京だが、ある大きな仕事がきっかけで、男の恋人である京の存在が重荷になっているのではないかと思い始める。京は成秋のためを思い距離を置こうとするが、思いがけないほどの真剣さで「俺には、お前がいない未来は考えられない」とまっすぐに告げられ――。
◇◇◇◇◇

真先ゆみさんの作品は好きなのでたぶん作家買いしてると思う。
この作品は合併される前の雑誌小説リンクスに掲載されてたものの単行本化。



>>ネタバレ続き★


グラフィックデザイナー・祠堂成秋(29歳)×グラフィックデザイナー・市瀬京(29歳)、というカップリング。


大学で知り合って交際10年経ってて、大学卒業後はそれぞれ別の会社に勤務していたが大手の会社で力を発揮していた[攻]成秋は同僚から嫌がらせを受けて仕事に支障が出ていたので、中堅に勤務していた[受]京が独立事務所を立ち上げて3年の、公私ともにパートナーの二人。
[攻]成秋がグラフィックデザイナーとして仕事をしやすいように事務や営業などをこなしてきた[受]京が、新しく担当として現れた大学時代の友人・相沢から新規の仕事を提案されて忙しくなることから[受]京もグラフィックデザイナーとして仕事を増やすためにアシスタントに相沢の従兄弟の貴洋が加入したことで自分の存在意義や今までの生活に価値観が揺らいで悩むという、男女間でもありうる話でした。
[受]京の小さな不安が積み重なり、もう二人は公私ともにパートナーとしてはムリなのかなと覚悟してたら[攻]成秋が白い薔薇を用意して10年目だからプロポーズ!付き合う時に10年一緒にいたら結婚しようと[攻]成秋が言ってたことを[受]京は忘れていて。[攻]成秋はずっと[受]京が好きで好きでたまらないのは良かった。
続編は家族にカミングアウトするかの問題。二人の考え方が違っててまたギクシャクしちゃう話。基本的に、[攻]成秋が無口なのがあかんのやと思うわ。だから[受]京が不安になるんだわ。

雑誌掲載を加筆修正と改題をし、続編と[攻]視点のSSを加えて単行本化。単行本で続編含めて読みたいと思ってたから嬉しい。嬉しいんだが、想像してたのとはちょっと違ってたんだよな~。
交際スタートから10年、公私ともにパートナーで同棲してるから、恋愛時代がどうだったのか分からないのが残念だったな。[攻]成秋視点のSSでは[受]京との出逢いとなれ初めが書かれてて、心の中では「俺の嫁」と言ってたりして可愛いんだけどね。ちゃんと二人が恋愛してるとこが読みたかったな。

エッチシーンはあるのに朝チュン的というかフェイドアウト的な描写で、苦手なのかな。

あと、担当の相沢が当て馬にならなかったのが勿体ない!その分、相沢の従兄弟の貴洋が可愛い系で[受]京をモヤモヤさせたが。雑誌を読んだ時に相沢と貴洋が何かあるのかなと想像したのにこちらも番外編もなく。真先ゆみさんの作品を読むと、スピンオフ要員がいるのに活かしきれてないなと残念に思う時があるんだよね。

コミコミ特典のペーパーが、主人公視点じゃなく、作中でここぞの場面(プロポーズとか仲直り)で[攻]成秋が[受]京に渡す花束を作った花屋の視点で珍しかったな。花束を買いに来た男前がまたやってきたが、あの時渡した結果が気になる、え、この人に渡したの?みたいな内容。


end.

秘密