2015-08-05 15:45 | カテゴリ:BL小説・作家カ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆ルビー文庫
◆久我有加&麻々原絵里依
『若様のヨメ』(2015年8月発売)



ー私の評価ー
好み度/★★★★☆
エロ度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
幼い頃住んでいた地方都市の市役所の広報課に勤務することになった光。そこには、かつて男の自分に告白してきた「若様」こと地元の名家の息子・兼城が居た。見た目こそ上等に成長したものの、光が昔した「嫁になる」という約束を盾に、あちこちで光を嫁扱いする兼城。光は憤慨するが、仕事で接するうちに、彼が地元の復興や光のために奔走する、情に厚い人間と気づき始める。そんな折、東京からドラマの撮影絡みで訪れた業界人が光を気に入るという事件が起こり…!?
◇◇◇◇◇

ルビー文庫は他社で活躍してる作家を毎月ひっぱってきてて、その作家がルビー文庫のカラーに合ってないだろ?と心配になる月もあるんだよね。




>>ネタバレ続き★


地元の名士の三男で便利屋社長・兼城種親(けんじょうたねちか)×市役所広報課職員・宮成光(みやなりひかる)、というカップリング。


久我有加さんは新書館Dear+文庫デビューで、他社は初めてなのかな?関西弁芸人モノでDear+文庫らしくしっかりした内容のイメージの作家がルビー文庫ってどうなんだろ?と思ったがなかなか面白かった!ルビー文庫カラーに寄せてると感じたわ。

関西の地方都市・桃栗市に小学生の時に転校してきた[受]光に、殿様の家系で現市長の孫である[攻]兼城は初恋、大人になり信頼を勝ち得て執念でヨメにした!という話だった。

[攻]兼城は江戸時代の大名の家系で今も殿様として力をもつ地元の名士の御曹司で周りからはちょっと遠慮された距離感をとられているのが当たり前の環境だったのを小学4年生の時に都会から転校してきた[受]光がぶち破ったことで恋に落ち以来ずっと「嫁になれ」と言い続けてはバッサリ断られを繰り返して成長し、大学は[攻]兼城は地元に残ったが[受]光は東京へ。そして就職の内定が桃栗市しかなかったため[受]光は戻ってきて再会。

兼城家の会社の本社は東京に移って父や兄二人家族も東京に移ったなか、祖父や[攻]兼城は故郷を大事にしていて、地元の産業は兼城家が関わっているがいつかそれがなくなっても仕事に困らないようにと[攻]兼城は考えて農業や産業の助言や支援を自ら先頭に立っておこなってる立派な若者だったな。勿論地元を考えてのことだけど原動力は小学生の頃に嫁になれとしつこく言った返事の努力して俺が好きになるぐらいになれ!ってやつ(笑)。[受]光は断りのセリフだったのにポジティブな[攻]兼城は交際の条件と勝手に変換しててさ。すごいな~と感心しながら読んだよ。[受]光は断ってるけど人間的には好感を持ってるから隙があるんだよな。そこを攻められた感じだな~。

最後は祖父に認められて(←[受]光は認められたいとかそこまで思ってないよ)兼城家からも地元民からも若様のヨメ認定(笑)。
[攻]兼城のじい・左門や幼馴染みで市役所職員で家老の家系の高崎はなかなかイイ味のキャラクターだったな。(高崎視点で久我有加さんのサイトで番外編SSが読めるよ)

[受]光が市の広報課のロケーション誘致担当になり、[攻]兼城の案内でロケ地提供の交渉や登録をしながら二人のポンポンと進む会話が楽しいね。久我有加さんらしい作品。関西弁なので私は脳内にそのまま入ったが、関西弁以外の地域の読者にはピンとこない懸念があるね。
桃栗市って農業に焼き物などを考えて滋賀か和歌山なのかな。

[攻]兼城は一途に初恋貫いたからDTですが、[受]光は彼女が何人かいたからDTじゃないよ。


end.
秘密