2015-12-25 15:15 | カテゴリ:BL小説・作家ナ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:読んだ本の紹介
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆ルチル文庫
◆ナツ之えだまめ&水名瀬雅良
『俺が買われたあの夜に』コミコミ特典ペーパー付き(2015年12月発売)

ー私の評価ー
好み度/★★★★☆
エロ度/★★☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
深井諒太は、十万円で一晩買われたことがある――。二年前、信頼していた社長に裏切られ人生ドン底だった時。仕事で顔見知りだった五十嵐翔平に「どうなってもいい」と零すと、十万円を差し出され深井は流されるまま身体を重ねてしまう。壊れ物のように抱いてくれた五十嵐との衝撃的な体験。それが思い出になりかけた時、二人は偶然再会し……!
◇◇◇◇◇

前にルビー文庫で読んだのが面白かったし、あらすじも気になるし、絵師が水名瀬雅良さんだから買ってみた。
買って良かった!



>>ネタバレ続き★


壁紙を扱う会社の営業・五十嵐祥平(32→34歳)×インテリアデザイナーの深井諒太(24→26歳)、というカップリング。

あらすじを読んでたら金に困った[受]が[攻]から身体を引き換えに貰い、一夜の関係で終わったかに思っていたら2年後の再会で脅されて無理矢理関係を持つことになってからのラブ!かと想像してたら全く、まーったく違うエエ話でした!←自分の想像がゲスいから呆れるわ(笑)

インテリアデザイナーとして就職した小さな工務店で雑用ばかりやってた[受]深井が、社長が新人事務の女性社員と愛人関係になって会社が傾き、腕のある職人社員は上手く転職し愛人である女性の縁故で入った兄(←実は彼女の恋人)と仕事をせざるを得なくなって尻拭いさせられ会社を辞めることになりお金も底をついてぼんやりしていたら、会社がまだ健全だった時に知り合った出入り業者の[攻]五十嵐に10万円で買われた、と。
これがね、なかなかいいんだわ~。仕事をしてた時からお互いに好意は持ってて、[受]深井は良い仕事が出来て気の合う程度だったけど、[攻]五十嵐からすると仕事で気が合うだけじゃなく工務店の社長がゲイであることをからかったりしてくるのをさりげなく庇ってくれる好印象からの片想いでそんな彼が日に日に弱ってくるのが見ていられずいつの間にか退職してて公園で死にそうになってたからなんとしてでも手を差し伸べねばと思ったんだよね。
一夜の関係で終わらせたくなくて連絡先を記していたのに、肝心の[受]深井は[攻]五十嵐から生きる気力を貰い、お金には手を着けてないから連絡先を見ておらず元々知ってた連絡先が不通なのは一夜の関係で終わらせたいからとのことかと思い込んで2年後に仕事で再会!

上司のピンチヒッターで[攻]五十嵐ほかと中東のとある国に暫く勤務。
[攻]五十嵐は寡黙だけど[受]深井が好きだから見守ってんだよね。ニヤニヤしながら読んだよ。バスに乗って[受]深井が痴漢されまくってるのを助ける(睨みを効かす)シーンはキュンとしたわ。[攻]五十嵐みたいなゴツい男には中東の男は手を出さないが、髭の生えないつるんとした顔の[受]深井は女性に見えるのかな。中東女性の同僚たちも[受]深井には警戒心を抱かないし、女性同僚の自宅に招かれて旦那さんは[攻]五十嵐はゲイであると明かされるまで警戒してたが[受]深井のことは少年と思ってるみたいだし。

お互いの気持ちが誤解なことと、[攻]五十嵐は[受]深井が会社の先輩女性の花崎さんと婚約してると思い込んでるから二人の関係は進展しないんだが、[攻]五十嵐が思いきって突撃するのは良かった!私は[攻]から行動して欲しい派です。


コミコミ特典ペーパーの番外編は文庫に収録されてた方が楽しかったんじゃないかな。先輩花崎さん視点で、自分の婚約者の弟である[受]深井が恋人を紹介してくれるらしくてウキウキして前夜には海外にいる婚約者と電話で盛り上がり結果を楽しみにね~なんて言ってたのに紹介された大事な恋人が190もありそうなゴツい男で2年前に一夜の関係を持った[攻]五十嵐だったからショック!と。しかし[攻]五十嵐は[受]深井を大事にしてくれてること(守護天使と思ってるとこにはドン引き)に納得してるんだけどね。

読んでてちょっと分かんないのは、[受]深井には親はいないな。父はいないみたいで母子家庭だったみたいなんだよな。でも花崎さんが兄と婚約してて、ペーパーでは血の繋がりがないから2年前に頼らなかったみたい?親が再婚して義理の兄弟だから相談しなかったのかな。


作家買いはしない作家さんだけど、読んでアタリだとすごい収穫があった気分になるよね。



end.
秘密