2016-06-07 23:03 | カテゴリ:BL小説・作家ヤ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆キャラ文庫
◆吉原理恵子&笠井あゆみ
『暗闇の封印―邂逅の章―』コミコミ特典イラストカード付き(2016年5月発売)

ー私の評価ー
好み度/★★★☆☆
エロ度/★☆☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
堕天した元天使長のルシファーは、人間界に転生していた!!しかも天使としての記憶は失われ、無理やり干渉すれば魂魄ごと消滅してしまうらしい!?そんな己の半身を、天界から狂おしく見つめる熾天使ミカエル。優しく清廉だった美貌は、嗜虐を煽る不遜な黒髪黒瞳へ――19歳の青年キースになっても、触れられない飢渇感は募るばかりで!?神をも凌駕する執着を抱えた堕天使たちの禁忌の恋!!
◇◇◇◇◇

『影の館』の続編。20年ぐらい前に箱から角川書店から発行されたものを笠井あゆみさんの挿絵で文庫化。


笠井あゆみさんのイラストが美しい!


>>ネタバレ続き★


『影の館』は天界が舞台で[受]ルシファーを巡って神と[攻]ミカエルの攻防、ラストで神が“影(シャヘル)の館”を見えない力で攻撃してかなりのシャヘルたちが消え、[受]ルシファーもどこかに消えた。

『影の館』感想で書き忘れたかもしれないが“シャヘル”は恋愛とかエッチとかやったらアカン天使たちが正式に儀式を済ませた天使を抱くのは精気を得るためオッケーみたいな?シャヘルになった天使はもう闇の世界、影の館にしか住めなくて主人である天使に精気を与えるだけの存在で恋人ってわけじゃない。でも抱かれる立場のシャヘルにすれば愛が欲しいわけで。その慣習を堂々とブッ壊した[攻]ミカエルがシャヘル[受]ルシファーを愛して抱くのが神の嫉妬を煽ったと。それで[受]ルシファーは記憶を封印され自力で思い出さない限り天使のルシファーには戻れない。神ってば姿が見えないのに酷いな。読んでて、神がよく分からんわ。

新刊『暗闇の封印―邂逅の章―』は[受]ルシファーの人間に転生したキース・ランガーの生活が描かれていて、吉原理恵子さんらしくなかなか話が進まないなーと思ってしまった(笑)。
キース[受]ルシファーは成金の父親と名家出身の母親の間に黒髪黒瞳で生まれたため愛情を得られず寄宿学校で暮らして卒業したあとはバーで働いている19歳。そこで同じく働く美しい“天使”と客から呼ばれてるルカ(23歳)と友人のような距離感で接するようになり、ルカが常連客たちから暴行を受けたあとも変わらぬ距離感で接していてそれなりに仲良くなりそして同居までするようになる。これ、どうなるの?と思ったら、ルカはガブリエルのシャヘルだった[受]アシタロテの転生だったんだよね。回りから性的な目で見られるのはシャヘルの名残りみたいな?キース[受]ルシファーの側にいるときだけ清浄な空気になって性的な匂いが消えて清々しい気持ちになれたからルカは知らず知らずキースを好んでいたと。

[攻]ミカエルが天界ナンバーワンのつとめを果たしつつ[受]ルシファーを探し求めてる執着がすごい。囚人アザゼルの力を借りて突き止めて、キース[受]ルシファーに触れたいから、ルカ[受]アシタロテのカラダを利用しようと考えるんだもんなー![攻]ガブリエルが[受]アシタロテを失った代わりに新しいシャヘルを作ったので親友でもあるから一応断りだけは入れてルカ[受]アシタロテに憑依してキース[受]ルシファーを抱いちゃう!笠井あゆみさんのイラストだと[攻]と[受]のキャラってハッキリしてるからルカ姿でキース[受]ルシファーに手を出してるイラストは百合だね!
それがキッカケでキース[受]ルシファーは記憶を戻しそう?早く続きが読みたい!

ルカがバーで働く前の恋人の親友ダニエル・カサスがキース[受]ルシファーに説教くらって改心したみたいでキース[受]ルシファーが気になる存在になったみたいだから、次巻にも登場するんだろうか?
あと、このシリーズは3冊で終わるの?吉原理恵子さんはそういうとこが信用ならん作家だからモヤモヤさせられそうで心配だ。



end.

秘密