2016-10-04 08:30 | カテゴリ:BL小説・作家カ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆幻冬舎ルチルコミックス
◆きたざわ尋子&高星麻子
『恋って何でできてるの?』コミコミ特典ペーパー付き(2016年9月発売)

ー私の評価ー
好み度/★★★☆☆
エロ度/★★☆☆☆
挿絵好み度/★★★☆☆

◇(あらすじ転載)◇
朔海は十歳の頃から血の繋がらない叔父・和隆と暮らしている。小説家を生業にする和隆さんは生活能力のないひとだけど、家事は得意な自分がやればいいし、ふたり暮らしは概ね良好だった――これまでは。朔海の高校卒業を機に、和隆から恋愛の意味で好きだと告白されてしまったのだ!!
和隆さんのことはもちろん誰よりも大好き。しかし「家族としてではない」好きについて、言葉、視線、指先の熱のすべてで教えられることになった朔海は……?
◇◇◇◇◇

ルチルレーベル20周年・ルチル文庫創刊11周年記念の単行本だそうだ。ここ数ヵ月、何人かの作家さんで単行本が発行されてるね。作家さんはどうやって選んでるんだろ。



>>ネタバレ続き★


義理の叔父で小説家の室永和隆(33歳)×義理の甥で大学生の室永朔海(18歳)、というカップリング。


内容としては私の好きな年の差・年上[攻]のいつものきたざわ尋子さん作品でした。ぶっちゃけ、これリンクスロマンスでいいじゃん!と思ってしまった。単行本で出すぐらいなんだからいつもと何か違うとこあるのかなと薄~く期待して(←失礼!)読んだけど、単行本としてなら逆に物足りない気持ちになったわ。

[受]朔海の母親の再婚相手の弟が[攻]和隆。母親と再婚相手が事故で亡くなって10歳の時から[攻]和隆と暮らしている。

冒頭で[受]朔海の高校の卒業式があって保護者としてキメッキメのスーツで[攻]和隆が現れて(普段はずるずるな服)生徒たちに記念の告白とかさせないで連れ帰って、食事に行ってその時は[受]朔海の天然ぶりに告白は出来なかったけどすぐあとに[攻]和隆が告白し、以降[受]朔海は叔父として好きなのか恋人として好きになれるのか悩みながら進む。本人は気づいてないけどほぼ受け入れてるのに「恋って何でできてるの?」とタイトルにあるようにずっと悩んでる。当て馬が出て来たり、[攻]和隆が別ペンネームでちょっとエロい描写のある作品も書いてることを知って読むことになっちゃって、[攻]和隆を意識するようになり、そして恋人になるんだけど、散々ページ使っといて恋人になった後の様子をもうちょっと書いて欲しかったわ。リンクスロマンスなら我慢できたけど1,500円する単行本では納得いかんね。

作中で面白かったのは、卒業式のあと食事に行った時に[攻]和隆が[受]朔海に告白して初エッチしたと予想して翌日昼に赤飯と料理を持参する家族ぐるみで親しくしてる隣のお宅の添島姉弟かな。弟添島正晴は[受]朔海の同級生で[攻]和隆に命令されて(?)番犬。姉奈穂美は[攻]和隆が甥っ子[受]朔海を好きなのを知ってる。奈穂美、喉にいいハチミツまで持参するし(笑)。[受]朔海がとうとう[攻]和隆を恋人として意識してきて悩んでる時には「よしGOだ。当たって食われろ」って抱かれること前提でアドバイスしたり、[攻]和隆の別ペンネームの官能小説家を渡すとかなかなか面白い働きをしてた。

[攻]和隆は日常生活の面倒を[受]朔海に見させることで義理の叔父甥関係に遠慮しないよう自分の居場所を作ってあげてたけど、恋人になったら元々何でも出来るみたいだから甘やかすんだろな。読者としてはそこが読みたいのよ~。

コミコミ特典ペーパーは、幼い頃のプロポーズや過去を思い出しながらいちゃこらしてる話。これ、単行本の巻末に収録したら良かったのに。


end.

秘密