2016-10-31 13:28 | カテゴリ:BL小説・作家タ行~
ジャンル:本・雑誌 テーマ:ボーイズラブ
★BLです!
★ネタバレ含む!

◆リブレBBN
◆遠野春日&駒城ミチヲ
『獣王と神獣花嫁』(2016年10月発売)

ー私の評価ー
好み度/★★☆☆☆
エロ度/★★★★☆
挿絵好み度/★★☆☆☆

◇(あらすじ転載)◇
「発情しているおまえの匂いを嗅ぐと、俺も獣になる――!!」
大学生の真幸は、卒業旅行中に欧州小国の皇太子・ユリウスと出会う。傲岸不遜なユリウスの態度が気に入らないのに、何故か近づくと身体がざわつき火照りだす、不思議な体験をする真幸。ユリウスに『運命のつがい』だと迫られ日本へ逃げ帰るが、無理やり連れ戻され、初めて感じる狂おしいほどの発情に、真幸は身も心も犯し尽くされ!!我慢できない疼き、貫かれては激しい法悦に翻弄され、真幸は花嫁として迎えられるが!?
◇◇◇◇◇

遠野春日さんの情熱シリーズ以外はあらすじを確認してから買うことが多い。今回はオメガバースを遠野春日さんなりの解釈で書いたとのことで購入した。



>>ネタバレ続き★


欧州のバウムガルテン公国皇太子ユリウス・バウムガルテン(28歳)×旧家の由緒ある家柄の大学生御先真幸(22歳)、というカップリング。


あとがきによると一度挑戦してみたかったオメガバースだそうで遠野春日さんなりのアレンジなんだろう。
読んでみると、「番」と番の相手にだけ「発情」という設定を使っただけなんじゃないかなと感じた。だからΩに相当する[受]真幸が誰彼構わず発情するとかそういう話ではないからオメガバースが苦手な人でも読めると思う。


[受]真幸は馴れ合う友達は作りたがらないタイプ。傍若無人に振る舞ってもヘコタレない唯一とも言える友達の吉川とヨーロッパに卒業旅行へ向かい、そこでのパーティーで[攻]ユリウスと出会う。
[攻]ユリウスは匂いで[受]真幸が自分の番(つがい)だと分かり絡めとるように誘い込み[受]真幸が抵抗しても抱いてしまう。なんでそんな目に遭うのか分からない[受]真幸が悔しいけど日本の自宅に逃げ帰ると[攻]ユリウスが追いかけてきて詳細を説明され、発情が止まらず[攻]ユリウスに抱かれることで収まり不承不承ながら理解しそして[攻]ユリウスの国へ行く。
そもそも[攻]ユリウスが自分を抱かなければこんなことにはならなかったんだという気持ちは抑えられないし、なにか逃げる方法はないかと考えてるところに[攻]ユリウスの側近アルノーに利用され最大のピンチになってるとこに神獣化して後悔してるとこに獣王化した[攻]ユリウスに助けられて心が通じてめでたしめでたし。

上記は雑にはしょったけど、私はどちらにも好感が持てなかったんだよな。[受]真幸は頑な過ぎて可愛いげがないし、[攻]ユリウスもいきなり囲い混んで抱いてから説明しても受け入れられるわけないやろとツッコミ入れたわ。何百年も遡った先祖の決まりだから受け入れるしかないわな。

二人の恋愛はあんまり納得出来ないけどまあいいとして、私がこの作品で一番ツッコミ入れたいのは、[受]真幸を亡き者にして自分の妹を[攻]ユリウスに嫁がせようとしていた側近アルノーですよ。最初の登場は[攻]ユリウスの信頼を得てる側近みたいで[受]真幸が現れなかったら妹を妻にしてもいいと思ってたぐらいなのに、[受]真幸に発情を抑える薬があるとか吹き込んだり亡き者にしようと手配した黒幕なのに[攻]ユリウスは直接問い質したり対決したりしないのはナゼ?警察がどうにか対処するだろうみたいな扱いでいいのか?信頼してた側近じゃないの?それに裏切られた感がないんだよな、挿絵まであるキャラなのに。なんかモヤっとする事件の結末なんだよなー。

オメガバース設定なのに子供は生まれないのが残念。気持ちが通じてからエッチして[受]真幸が身籠ったような兆しがあるみたいだけど。どうせなら出産させたらいいのにと思ったけど、作家としたらそこまで設定考えるのは面倒くさいのかな。子供生まれるのは好きじゃないのかもしれないね。キャラ文庫「砂楼の花嫁」の[受]は両性具有だけど生まれないし。


end.

秘密